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ツール

 新しい思想や観念が導入されると、導入直後の歓迎ぶりに続いて、揺りもどし的な批判の時期があります。両者のバランスがとれてフェアな評価となるのは、だからずいぶんと時間がたってからです。スポーリンも含めた演劇ワークショップやシアターゲームも、今は揺りもどしの時期なのかなと感じるときがあります。

 まわりの評価がどうであれ、まず自分でやってみることです。役に立たなければそれだけの話しだし、役に立つのであればツールのひとつとしてキープしておけばいい、ただそれだけのことです。

# by spo-game | 2012-03-20 11:24 | 未分類 | Trackback | Comments(0)

殿堂

 今年の1月、ポール・シルズが「The American Theatre Hall of Fame」(アメリカ演劇の殿堂)入りを果たしました(果たしたというのも変な言い方ですが)。

 これは生涯を通してアメリカの演劇に功績を残した人々を讃えるために、1972年に創設されたものです。今年は俳優、衣装デザイナー、プロデューサーなど計8名が選ばれており(もちろん存命の方も)、シルズは演出家としての選出となりました(今年のプレゼンターがまたすごい! メリル・ストリープ、ライザ・ミネリーetc...!)

 シルズの知名度は業界でもとても低いと聞いていますが、名前はともかく彼の残したものがこういう形で評価されたことを祝福したいです。

# by spo-game | 2012-03-19 09:00 | 未分類 | Trackback | Comments(0)

「インプロ」


 欧米のインプロ界ではスポーリンの「即興術」と、キース・ジョンストンの「IMPRO」が二大古典と目されています。その「IMPRO」の邦訳がついに出版されました:

 「インプロ 自由自在の行動表現」(三輪えり花訳、而立書房)

 この本はエクササイズ(ゲーム)も書かれていますが、全体としては即興に対するジョンストンの概念や哲学が書かれたものです。乱暴なことをいえば、「手っ取り早くインプロをやりたい」と方には、上記2冊の本よりも後に出た数多くのゲーム本の方が即効性はあるでしょう。ただインプロを極めたいあるいは指導者になりたいという方には、この2冊は必読です。

 ウェブ上の情報だけではどうしても断片的だし、情報そのものも伝言ゲームのようにだんだんとあやふやになってきます(スポーリンもそう)。そういう意味でもこういう本が出版されるのは、とても意義あることだと思います。

# by spo-game | 2012-03-14 10:59 | 未分類 | Trackback | Comments(0)

リニューアル


 スポーリンの総本山(?)である「Wisconsin Theater Game Center」のサイトが、マイナーチェンジしました。

 URLも変わって新たに「Sills/Spolin Theater Works」というページができています。活動主旨や現在の動きも紹介されていて、今は「Improvisation for the Theater」第四版の編集作業、スポーリンとシルズの言葉を集めた本の準備などを進めているそうです。

新しいURLは下記の通りです(納屋を改装したワークショップスペースは味がありますよ)。

http://sillsspolintheaterworks.com/

# by spo-game | 2011-11-29 15:37 | 未分類 | Trackback | Comments(0)

「型」

 インプロの場合は、いずれルールを超えていくという姿勢を感じるのですが、自分のワークでは徹底的にルールにこだわります。そのため即興という言葉が持つ自由なニュアンスとは反対に、「型」によるトレーニングといった印象を与えるかも知れません。でもルールという「型」を通ることで生まれる、楽しさおもしろさを体験してもらいたいのです。

 もちろんこれは自分のワークの目的が「大人の遊び時間」だからであって、これが俳優トレーングなど他の目的があった場合はまた違ってくるでしょう。事実ポール・シルズはワークショップ中に、「役にたたなければルールを変えろ」と発言しています。

 同じゲームをするにしても、その使い方は目的によって違ってくるのは当然でしょう(シルズのワークについてはまたいずれ)。



# by spo-game | 2011-09-06 19:49 | 未分類 | Trackback | Comments(0)

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